- 1 名無しさん 2009/06/18(Thu) 08:07
- ◆W杯アジア最終予選第10節 オーストラリア2−1日本(17日、メルボルンクリケットグラウンド) 2010年南アフリカW杯出場を決めている日本はオーストラリアと対戦し、1−2で逆転負けを喫した。前半40分、DF田中マルクス闘莉王(28)が先取点を決めたが、後半14、32分とMFケーヒルに連続被弾し、06年ドイツW杯の再現のような展開で最終予選最終戦にして初黒星。W杯4強を目指す岡田ジャパンが「限界」を露呈した。
顔面そう白だった。気温10度、寒さも身に染みた。岡田武史監督(52)は逆転負けのホイッスルを聞くと、足早にロッカールームへ消えた。W杯4強への試金石となるオーストラリア戦で、惨敗した。悔しさをかみ殺し、試合後の会見に臨んだ。
「セットプレーの高さでやられた。競り合いに強くならないといけないし、セットプレーを与えないようにしないといけない。そのためにもマイボールの時間を多くしないといけない。ケーヒルを抑える、ケネディを抑えるという以前にやらなきゃいけない」
日本は、主将の中沢を始め、中村俊、遠藤、長谷部らを欠いていたが、それは相手も同じだ。ベストメンバーではなかった、は理由にならない。「オーストラリアも6人ほど欠いていたと思います」(岡田監督)。1・5軍対1・5軍、状況はイーブンだった。先制しても試合の主導権を握れない。時間が進むにつれ、相手のパワーに押され、こらえきれず失点を重ねる。宿敵・ケーヒルに2ゴール。06年6月12日、ジーコ・ジャパンがオーストラリアに屈したカイザースラウテルンの悲劇をVTRで見ているようだった。ドイツW杯以後、1勝1分け1敗だが90分間で勝ったことがない。越えられない壁として、ドイツで16強の相手は日本に立ちはだかっている。
W杯4強。日本は壮大な目標を持っている。だが10日のカタール戦に続き、この日もチャンスを作る回数は少なかった。岡崎は「相手はアジアでは強いけど、世界ではそれほどでもない。負けているようじゃダメ」と悔しがった。
岡田監督は、自身が目指すサッカーは、世界でも戦えると言い張った。「メンバーの組み合わせ次第で自分たちのリズムに持っていけると思っている」。メンバーがいれば何とかなるとも言いたげだった。しかし試合前は「この状況で、相手にあわせるんじゃなく、戦わなければならない力は出来た」と話していたのだから「言い訳」ととられても仕方ない。
「何も大きく変える必要はない。この1試合で悲観する必要はない」。攻守の切り替えを早くし、パススピードと精度を高める。指揮官が選手に要求していることだが、この日はセットプレーから2失点。今の戦い方で南アで勝てるのか? 内田は「相手がデカイから長いボール蹴られたらキツイ。でも、それがサッカー。オレがオーストラリアだったら、長いボール蹴れという」と話す。世界は強い。W杯まで1年、岡田ジャパンの道のりは険しい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000037-sph-socc
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